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  最初の任務 (日本俳句航海)
俳句 セーリング イン ジャパン

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SHAO NPO趣意書

「海を越えた俳句のための航海」

リチャード・ギルバート(熊本大学文学部教授)

平成27510

http://sailing-across-oceans.org

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Description: http://sailing-across-oceans.org/npo/SHAO-NPO-vision_files/image003.jpg

Stella Aurore 号」

ステラ・オーロラ 35フィート

SHAO NPO理事・リチャード ギルバート・九州

 

 

大海原に囲まれた島々で成り立つ日本において、航海は太古の昔から社会文化における重要な位置を担ってきました。その日本に土台を持ち世界に知られた伝統的な文学芸術形式である「俳句」は、芭蕉の奥の細道や山頭火の人生に代表されるような「俳句巡礼」をして我々人間社会の詩的表現を時間軸上に探求してきました。もし彼らの巡礼が、彼らが歩いた道にはなく、より自由な船旅であったなら、現在ある俳句文化はどのように変わったものになりえたのでしょうか。「海を越えた俳句のための航海」SHAOは、文学的対話を通した、異文化理解の促進と国際的な援助のためのヨット航海を支援するNPOです。俳句巡礼の精神に則った航海の企画立案とプロデュースを通して、すべてのジャンルの詩人と、地域に根付いた詩的文化を現在に担う人々を結びつなぐことを使命とします。

 

 

SHAO NPOの目的:

1)      文学を通して多文化の交流を確立する。

 

2)      それぞれの国や地域においては著名ではあるものの、世界的には不可視の(つまり知られていない)作家や詩人を紹介し、可視化する(紹介する)。

 

3)      対象とする文化や歴史、芸術や地誌についての新たな側面を学ぶ。

 

4)      地域のニーズ、特に教育に関係するものを見出して共有する。

 

5)      文化的・芸術的・多文化交流のネットワークを作り出すことによって、政府や公的機関を通して行われるものと違った形態で芸術家と芸術家、作家と作家をつなぐ。

 

6)      長期的、国際的なネットワークおよび協力関係を発展させる。

 

7)      異文化理解と受容の精神に基づいた、援助と支援の促進を行う。

 

 

SHAOがこれらの目的を達成するための手段として提案する「俳句巡礼航海」のコンセプトは、航海と文学の斬新な融合を通じた異文化交流と国際支援のためのネットワーキング活動として位置づけられます。我々はこの「俳句巡礼航海」を通して、縄文の時代から続く原初的航海手法と現代技術を融合する帆船を用いた船旅をしながら様々な土地に赴き、この帆船を海上の句会・吟行の場として提供し、地域における著名な詩人とその仲間の方々との詩的文化的交流を行います。彼らの俳句や詩の文化と我々の交流プロセス自体を、国際的公用語である英語とインターネット技術(動画、ブログ、ソーシャル・ネットワーキング)を使って世界に広く紹介することにより、その土地それぞれに固有の歴史と文化を俳句巡礼のドラマと船旅の臨場感をもって世界に共有します。またこのような交流を通して得られる知見から、地域それぞれに必要性のある文化的教育援助活動を特定し我々が構築する人的ネットワークと技術を駆使してその支援を行います。 

 

SHAO NPOの活動内容:

 

1)      実際の俳句巡礼航海と学生の実地研修のベースになると同時にプロジェクトの移動可能な本拠地となる巡礼船(帆船ヨット)の整備と維持管理を行う。

 

2)      本プロジェクトの継続のための募金を行い、SHAO NPOの活動を促進する。

 

3)      自然界とその力そのもの、その近しさ、そして広大さを生々しく描き出すような挑戦的又冒険的な俳句巡礼航海の企画立案する。

 

4)      実際の航海と船旅を技術的事務的な面からサポートする。

 

5)      俳句巡礼航海中に出会う著名な詩人の作品をより深く理解し共有するため、彼らと巡礼船乗組員の短詩系文学および俳句を分かち合う、海上句会、海上吟行、インタビュー、及びシンポジウムの準備とサポートを行う。

 

6)      この冒険を通して、より多くの人々がより多くのつながりを持てるようにさせ、そしてニーズを抱えた人々のサポートをより広く提供することができるようにするために、人を引き付ける力のあるウェブサイトを構築する。

 

7)      またブログ(ビデオ、写真、テキスト)およびソーシャル・ネットワークなどによって、オンライン上での強力な存在感を確立する。

 

8)      インタビューおよび俳句・詩作品を英語に翻訳し公開する。

 

9)      国際的な聴衆への即時的な状況伝達を可能とさせる通訳・翻訳への報酬を支給する。

 

10)  助けを必要とする支援者と、それを満たすものを提供することができる支援者(NGO、技術者グループなど)を繋ぐような交流を支援し、必要な教科書や学用品などを参加者を通じて直接提供するような活動を行う。

 

11)  ジャーナリズム形式での活動報告を行う。

 

 

SHAO NPOは上記の目的を実現するための包括的組織として2013年に設立されました。我々の最初のミッションである「日本一周俳句巡礼航海」は2015年から2016年にかけて計画されています (詳しくは「ミッションについて」をご覧ください。SHAOは外洋航海用35フィートヨットJeanneauStella Aurore」号を入手いたしました。長期的にはこの日本一周を超えたさらなる大きなヴィジョンとして、アジアやオセアニアの国々への遠征を将来行うことを計画しています。現在、この第一ステージの最有力候補として、日本と歴史的文化的な関係の深いフィリピンを挙げています。

 

SHAOがプロデュースする「俳句巡礼航海」の独自性は、「文学」のために船を出し「航海」を行うことにあります。我々は非英語圏の著名な詩人や作品を捜し求め、そして発見し、インタビューを行い、翻訳を行い、より大きな国際的な関心や興味を促進するために大洋を渡ります。この活動は、その目的としてメディア表現とそれに対する国際的な関心を生み出しますが、それに留まらず、現在の物質社会環境に生きる我々にとって更に根源的な諸問題に対する斬新なテーゼを供せ得るものと考えています。

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「俳句巡礼航海」の持つ可能性:

 

  :海の環境についてより深い感覚を与え、時間を越えた海の姿の経験を提供し、海洋環境を文学的、科学的、社会的、そして精神的に描き出させる。

 

  文学の冒険:文学の探求活動を冒険という形で提示することによって、より広く又国際的な人々の興味・関心を引く。

 

  冒険の共有:海洋航海の冒険とその興奮の「アナログ」な過程を「ディジタル」なメディアで共有させる。

 

  技術の融合:古代から存在する環境にやさしい輸送手段を用いると同時に、新しい技術(風力、太陽エネルギー、蓄電池、物質工学、ソフトウェアなど)の有用性を示す。

 

  参加の場:大学生を含む青年層に向けた、知的刺激と非日常な経験に富む新たな参加と実地研修の機会を提供する。

 

  創作の場SHAOへの参加者と支援者の詩的・文学的・芸術的・社会的創作活動を手助けする。

 

 

謹んでご案内申し上げます。

 

リチャード・ギルバート (熊本大学文学部教授)

                                           

多くの支援を謹んでお願い致します。

 

 

 

ご質問はメールをお願いたします。

shao@sailing-across-oceans.org