SHAO ホーム    SHAO on Facebook


「海を越えた俳句のための航海」
  SHAO NPO 趣意書

English version

 英語版

21世紀俳句 日本一周巡礼航海

「海を越えた俳句のための航海」

リチャード・ギルバート(熊本大学文学部教授)

平成279月吉日ー平成2810月吉日

http://sailing-across-oceans.org

PDF

 

Description: http://sailing-across-oceans.org/npo/SHAO-NPO-vision_files/image003.jpg

Stella Aurore 号」

ステラ・オーロラ 35フィート

SHAO NPO理事・リチャード ギルバート・九州

 

 

     いざない

 

大海原に囲まれた島々で成り立つ日本において、航海は太古の昔から社会文化における重要な位置を担ってきました。その日本に土台を持ち世界に知られた伝統的な文学芸術形式である「俳句」は、芭蕉の奥の細道や山頭火の人生に代表されるような「俳句巡礼」をして我々人間社会の詩的表現を時間軸上に探求してきました。もし彼らの巡礼が、彼らが歩いた道にはなく、より自由な船旅であったなら、現在ある俳句文化はどのように変わったものになりえたのでしょうか。「海を越えた俳句のための航海」SHAOは、文学的対話を通した、異文化理解の促進と国際的な援助のためのヨット航海を支援するNPOです。

 

航海は人間の営みの中で最も古く、そして自然にやさしい技術・芸術のひとつです。今日もまた、世界中の人々が海へのロマンを抱いています。海はこの惑星の8割を包み、その海を渡る船の甲板の上の空と水平線へとうねる波は、時空のはざまで、私たちをひとつに結びつけるのです。海岸へと船を寄せるとき、この古からの時間と場所に近づいてゆきます。ゆっくりと船を日本の海岸に近づけるとき、この国が持つ独特の時を越えた美しさは明らかになります。私たちの目的は、国際的で大きい港や、小さく地域に密着した港を訪れ、英語を通して現代日本の文学文化を世界に提供することにあります。

 

 

 

     旅について

 

巡礼船の名前は「Stella Aurore 号」といいます。Stella Aurore(夜明けの星)海岸線に沿って大小の港(マリーナや漁港)を訪れます。山頭火が愛した熊本県の日奈久を発ち九州北西部を航海し、本州西岸を北上し、日本海側へと出、芭蕉、山頭火、放哉が時折訪れた場所に立ち寄ります。夏の台風の季節を青森や北海道で過ごしたあと、本州の周航し、太平洋側へと迂回、帰路に芭蕉の巡礼地に多く停泊します。重要な停泊地として、松島や芭蕉が奥の細道で巡礼した最北端の地平泉を訪れます。仙台から東京へ南に下り、小豆島(放哉は小豆島に居住していました)、阪神地方(戦後現代俳句発祥の地)、四国の松山、広島と進路をとります。その後、航路は本州の西岸を周航し、帰路に佐渡ヶ島などの芭蕉巡礼の地を巡ります。九州から始まり、本州、四国西部、そして北海道と、巡礼船が停泊する各々の場所で船は、現代俳句の俳人たちや俳句結社の集いの場となり、詩の翻訳や意見交換を行う中心地となります。また、地域の美しい場所や文化遺産を訪れます。

 

巡礼船「Stella Aurore」は環境に配慮した船です。風力や太陽光発電を利用したノートパソコン、ビデオ、オーディオ設備などを搭載しています。Wi-Fiも可能なため、座談会など世界中からの交流も期待しています。

 

 

 

     巡礼の旅に参加するお客様、

 

滞在空間について巡礼船「Stella Aurore」号は社交的な会話や飲食が楽しめる心地良い場所を提供します。単なる航海媒体という枠を超えて、船上では句会や朗読会などの親睦を深めるような雰囲気を作ることを望んでおります。また、時には地上でのイベントともつながりを持たせ、魅力的な空間を提供いたしたいと思っております。さらに、この巡礼航海に参加するお客様(国籍を問いません)のためのプライベートな特別室もご用意いたします。想像を広げ創作を行うために、吟行(俳句をつくるための旅行)形式で1日だけの航海の参加も、いつでも歓迎いたします。

 

 

この『日本周遊俳句巡礼航海』の企画は日本から世界へ向けて日本の現代俳句を広めている熊本大学文学部教授リチャード・ギルバートの構想です。熊本県在住のギルバートはこの20年間で日本語と英語でかかれた俳句に関する様々な書籍を執筆してきました。アメリカ人としてコネチカット海岸で育ち、ロング・アイランド湾で小さなヨットを操舵し、小さな二人乗りのディンギー型ヨットの競技にも参加してきた経歴もあります。この『日本周遊俳句巡礼航海』の企画は、芭蕉や一茶、または近代における山頭火のような放浪の俳人たち、そして嵐山光三郎先生の近年の作品に触発されたものです。そしてまた、この企画は各地域の著名な現代芸術家との交流を通して、歴史的・現代的な文化的財宝を見出そうとするものでもあります。

 

 

この企画の最も重要な目的は、航海の途中に出会う現代俳人を含む詩人達やそれらの作品の詩歌集を出版することです。活字本として写真や詩人達の略歴も含む本と、電子書籍も出版いたします。航海物語はもうひとつの重要な記録として、Richard Henry Dana, Jr. and Joshua Slocumなどによるゆったりとした歴史的航海物語として出版いたします。先に述べたとおり、インタラクティブなインターネット/ホームページでの情報発信は航海の途中でおこなわれます。これらの情報発信の主な目的の一つに、若い読者の発掘と、そして英文の俳句にまだ出会ったことのない読者を発掘することもあります。そしてまたこの企画は、これまで知られていなかった現代俳人達もひろく世界の読者に紹介することにもなるでしょう。

 

 

 

     連絡および参加について

 

この船旅の終りに、私どもはあなた様の俳句の日本語と英語でのバイリンガル句集(写真付き)を出版いたします。その句集は3種類のバージョンで出版する予定です。下記までご連絡いただければ参加申込書など送付させていただきます。

 

 

 

861-5344

熊本県熊本市西区河内町岳1844417

SHAO NPO  リチャード・ギルバート

shao@sailing-across-oceans.org

 

 

参考資料

Gendaihaiku のホームページ    http://gendaihaiku.com

研究文献とリンク集 http://research.gendaihaiku.com


         top